Vietnamese crab export

ホーチミン市の絶品料理を巡る

ベトナムの経済の中心地であるホーチミン市は、魅力的なフレンチコロニアル様式の建造物や伝統的な寺院を見下ろすように、高くそびえ立つ高層ビル群を誇ります。商業と文化が躍動するこのエネルギッシュな都市では、世界クラスの博物館やベトナムの最もエキサイティングな熱気から、香の煙がたゆたう寺院、そして活気あふれる屋台まで、あなたが求めるすべての体験が揃っています。特に食は、人々の心を惹きつけ、その国の文化を探求するための最高の近道です。

このホーチミンの絶品料理リストは、市観光局が発表した「ホーチミン市 - 100の魅力」の10部門に対して投じられた10万4,000票以上の投票結果に基づいています。

これまでに何種類の料理を食べたことがあるか、ぜひチェックしてみてください。

バインミー(Bánh mì)

バインミー

「料理を見ればその国や地域の多様性がわかる」ということわざがありますが、ホーチミン市のバインミーはまさにその通りです。手軽に食べられる親しみやすいこの料理には実にさまざまなバリエーションがあり、あらゆる食通の舌を満たしてくれます。シュウマイバインミー、豚皮バインミー、さつま揚げバインミー、ローストポークバインミー、牛焼き肉バインミー、ほぐし鶏肉バインミーなどを試して、ベトナムのバインミーの多彩な魅力を堪能してみてください。

ベイホー(Bay Ho)ベーカリー、ホアマー(Hoa Ma)バインミー、フインホア(Huynh Hoa)バインミー、タン(Tang)バインミー、クーリー(Cu Ly)バインミー、サウレ(Sau Le)バインミーなど、半世紀以上の歴史を誇る名店でバインミーを味わうことができます。

バイン・チャン・トロン(Mixed rice paper)

この料理は主食というよりもスナック(おやつ)として親しまれています。ホーチミン市のバイン・チャン・トロンは、夜露で湿らせて乾燥させたライスペーパーを細かくカットしたものから作られます。ライスペーパーに千切りの青マンゴー、刻んだラクサリーフ(タデ)、タイニン産のエビ塩、絞ったキンカンの果汁を和え、ネギ油、ピーナッツ、干しエビ、ウズラの卵、牛肉のジャーキーを加えて風味を引き立てます。

バイン・チャン・トロンは、ホーチミン市の路上や公園、タートルレイク、グエン・トゥオン・ヒエン通り(3区)、9月23日公園(1区)、ベンタイン市場周辺、グエン・タイ・ホック通りとチャン・フン・ダオ通りの交差点(1区)などのストリートフードエリアで手に入ります。

バインセオ(Crispy pancakes)

バインセオ

多様な文化や地域料理が交差するこの街を訪れたら、ぜひ味わってほしいバインセオには主に2つのタイプがあります。中部風のお好み焼きと西部(メコンデルタ地方)風のお好み焼きです。中部地方のバインセオは手のひらより小さいサイズで、緑豆、もやし、シーフードや豚肉が詰まっています。一方、西部地方のバインセオはサイズが大きく、エビ、豚バラ肉、もやし、緑豆などがたっぷり入っています。

ブンボー(Beef rice vermicelli)

ブンボー

ホーチミン市の多様性は、牛肉米粉麺(ブンボー)の種類豊富さにも表れています。まずはBun bo Nam Bo(南部風牛肉和え麺)です。これは南部の人々に親しまれているポピュラーな料理の1つです。フエの辛い牛肉麺とは異なり、スープなしの汁なし麺で、細い米粉麺が使われるのが特徴です。甘酸っぱく辛みのあるニンニク唐辛子入りのヌックマム(魚醬)をかけ、薄切りの炒めた牛肉をトッピングします。もやし、キュウリ、フライドシャロット、ローストピーナッツなどのハーブやトッピングとともに楽しむのが一般的です。

もう1つのBun boは、かつて有名シェフのアントニー・ボーディン氏によって世界で最も美味しい料理の1つとして称賛されたフエ風スパイシー牛肉米粉麺です。コクのあるピリ辛のスープに、牛肉、豚肉のソーセージ、新鮮な野菜が入った魅力的な一杯です。このスパイシーな牛肉麺は、フエの人々とともにホーチミン市に伝わりました。本場フエよりも肉や具材のトッピングが多く、盛りだくさんな見た目が特徴です。スープには砂糖の甘みが加わり、エビペーストの強いクセが和らげられています。

ソイ(Sticky rice)

ソイ(おこわ)は、朝、昼、夕方、夜、さらには深夜までいつでも楽しむことができます。おこわの屋台では、食事系の肉おこわと甘いスイーツ系のおこわの両方が提供されています。

甘いおこわには、豆、ドリアン、トウモロコシ、ガックフルーツなど、さまざまな種類があります。定番のスタイルは、温かく柔らかく香ばしいおこわの上に、削ったココナッツ、砂糖、ローストピーナッツがのせられています。トウモロコシのおこわは代表的な甘いおこわの1つで、もちトウモロコシをココナッツウォーターで煮込み、粒を柔らかく鮮やかな白色に仕上げます。トウモロコシのおこわは少ししっとりした食感で、食べるときに削りココナッツ、砂糖、ピーナッツ、ゴマ塩を添えます。甘くてもしつこくない味わいです。

より南部らしいスタイルを味わうなら、カデ(cadé)のおこわを試してみてください。柔らかくもちもちとしたおこわが新鮮なバナナの葉に包まれ、ココナッツミルク、卵、小麦粉、砂糖から作られたなめらかなカデの層がトッピングされています。

ホーチミン市の肉おこわは通常、チャーシュー、干しエビ、ソーセージ、肉そぼろ、ベトナム風ハム、ウズラの卵などをのせ、ネギ油やフライドシャロットを添えて、濃厚なソースをかけて味わいます。下味をつけた鶏もも肉、ネギ油、高菜漬け、煮込みソースを添えた鶏肉おこわもおすすめです。トッピングには、カリカリに揚げた鶏皮、卵、ほぐし鶏肉、シュウマイ、茹でた砂肝やレバーなども選べます。

チェー(Sweet soup)

チェー

これはベトナムで最も有名で親しまれているデザートの一つです。ホーチミン市には、ハスの実、緑豆、小豆、ピーナッツ、黒ごま、リュウガン、銀杏、ヒシの実、漢方トニック、(プリンのような)煮込み卵、紅茶漬けの卵、蒸しパパイヤなど、数え切れないほどの種類のチェー(甘いスープ状のデザート)があります。1区、5区、10区の通りを散策すれば、お気に入りのチェーのお店が見つかるでしょう。南部風のチェーを楽しみたいなら、スーヴァンハイン(Su Van Hanh)通りのチェー店を訪れてみてください。ここでは、チェー・バーバー(Ba Ba)、通常の豆のチェー、バナナのチェー、トウモロコシのチェー、白インゲン豆のチェー、タロイモのチェー、団子のチェーなどのフレーバーが16個の小鉢に乗ったトレイに加え、ココナッツゼリーの瓶、おこわの皿、プリンの皿がセットで提供されます。

ホーチミン市には、タイ風チェーの専門店が立ち並ぶ通りもあります。タイ風チェーはドリアンの香りと、濃厚で甘いミルクの味わいが特徴的なユニークな美味しさです。

Cơm tấm (Broken rice)

コムタム

Cơm tấm(コムタム)は、ホーチミン市の多くの世代の人々にとって馴染み深い料理です。おこわと同様に、コムタムは朝食、昼食、夕食、あるいは夜食として楽しむことができます。一皿のコムタムには、少し硬めで小粒の砕き米、数片のきゅうり、ピクルスが添えられ、その上に骨付き豚肉の炭火焼き、豚皮の千切り、豚肉のパテが乗っています。キャンディのように甘いヌックマム(魚醤)ダレは、この料理の魂とされています。温かいご飯にヌックマムをたっぷりとかけ、トッピングと一緒に召し上がってください。

Hủ tiếu Nam Vang (Nam Vang noodle)

Hủ tiếu Nam Vang(フーティエウ・ナムバン)は、ホーチミン市で特に有名な麺料理です。米粉から作られた柔らかくモチモチとした米麺を茹で、エビ、豚ひき肉、豚のモツ、ウズラの卵などが入った豊かなコクのあるスープとともに味わいます。揚げニンニクや生野菜を混ぜ合わせることで、いつの時代も人々を魅了してやまない一品となります。地元で非常に人気のある料理なので、ホーチミン市の街角で簡単に見つけることができます。

Ốc (Snail)

ホーチミン市で夜に楽しめるもう一つの名物グルメです。貝類は、蒸す、茹でる、炒める、煎る、焼くなど、多様な調理法で味わえます。茹でた貝は生姜チリソース、塩漬け卵ソース、あるいはタマリンドソースにつけていただきます。貝のほかにも、カキ、カニ、ガザミ、エビ、イカなど、多彩な海鮮料理を堪能できます。

Phở (Vietnamese noodle soup)

フォー

フォーはホーチミン市の住民や観光客にとって、次第に身近な料理となりました。北部スタイルのフォーのお店では、あっさりとして透明感があり、甘みの少ないスープを提供します。素材本来の味を重視するため、新鮮な牛肉の品質が際立ちます。一方、南部スタイルのフォーは一般的に甘みが強く、よりしっかりとした味わいです。焼いた紫タマネギや様々なスパイスを組み合わせるため、スープの色も濃くなります。南部スタイルのフォーには、もやし、生野菜、スライスしたタマネギ、ニンニク、大豆ソースなどが添えられるのが一般的です。